ホコリ対策の魔法「壁のないクリーンルーム」。
多くの静電気・ホコリに起因する不良の削減に実績を積み重ねてきた、壁のないクリーンルーム「ルームレス・クリーンルーム®理論」。
TRINCは、なぜホコリがワークに付着するのか?という根本的な問題に注目し、
ホコリがワーク に吸い寄せられ付着していくメカニズムを分析。
この結果、浮遊するホコリごと空間を除電すればワークへの付着 は防止できるという結論を得ました。
こうして生み出された空間トリンクに200℃の耐熱性を与えたのが「温型空間トリンク」です。
高温環境下で使える壁のないクリーンルーム。
浮遊ホコリを吸着させないホコリ対策が高温でも可能になりました。


- イオンバーにステンレスを採用
- ワークの至近にあって、イオンを放射するイオンバー本体にステンレスを採用。
放電針保持部分や配線部分の素材や構造を見直し、200℃の耐熱性を確保しました。
耐熱性に欠ける内蔵ファンを必要としないシンプルな無風除電も耐熱性確保に大きく寄与しています。

- 高電圧発生ユニットは遠隔操作が可能
- 高電圧発生ユニットはイオンバーから分離させたセパレートタイプ。
イオンバーは 除電が必要なワーク直近に、高電圧ユニットは作業者の手元に置くことで、
常時近づくことのできない場所にイオンバーを設置し、操作することができます。
また、「バートリンク」「空間トリンク」と共通の本体設計は、
イオナイザー同士の極性を同期させる優れた拡張性を有しています。

- 無風除電 が温度変化を防止
- クーロンの斥力でイオンを飛ばすTRINC独自のイオン放散方式。
従来のイオナイザーが採用している「送風」によるイオン放散方式 は、
イオンを内部の送風機や圧縮エアーにのせて対象物に放射します。
しかし微妙な温度管理を要求される樹脂成形の金型や高温乾燥炉では
イオナイザーの「風」が温度の不均質や冷却を招き、新たな問題発生につながります。
無風除電は温度変化を心配すること無く除電を可能にしています。

- 空間レイアウトが自在
- イオン極性を利用して空間内をくまなく除電、1組の空間トリンクを最小構成単位として
複数の空間トリンクの組み合わせにより、無電空間は無 限に拡大が可能です。
対になる空間トリンクのイオン極性(+もしくは -)に働く引力と斥力を利用して
複雑な形状の炉内でも効果的にイオンを充満させることができます。