医療・食品・日用品
化粧品容器成形の色調不良が100%改善
食品・化粧品・医薬品用の樹脂容器メーカーでの事例
化粧品にとって、容器の外観は製品イメージを決定づける重要な品質項目ですが、この重要な品質である外観品質に問題を引き起こすのが静電気です。 樹脂容器の材料である成形用ペレットは、成形機に投入される前に強力な静電気を帯びます。その際、ペレットの種類によって静電気の発生具合が異なるため、実際に成形機に投入される際にペレットの配合がずれてしまい色ムラ問題が度々発生します。 本事例は、食品・化粧品・医療品などの各種の樹脂容器を製造している成形工場における改善事例です。本工場では、特定の化粧品容器を成形する際に、50%にもおよぶ色調不良が発生してしまい生産が滞っていました。 |
そこでTRINCのペレットリンク (TAS-286 PEL)を導入し、ホッパーに供給するペレットの静電気対策を実施しました。すると、ホッパーに投入されるペレットの表面電位が12kVから0.8kVまで減少しました。結果、目視色調チェックで不良が全く発生しなくなり、100%の改善効果を得ることに成功しました。