自動車
スピードメーターの除電除塵工程で、異物不良低減率74.7%を達成
自動車計器メーカーの事例
自動車メーター製造工場では、徹底的な異物対策が要求されます。運転時に積極的に目で見て確認する計器表示部に異物が入り込んでいることは大問題であり、また、たとえ完成時には異物が付着していないように見えても、内部に異物が潜んでいると振動等で表に出てきてクレームに繋がる恐れがあるからです。そのため、特に組み立て時には入念に各部品の除塵作業を行います。 TRINCのバキュームトリンクPENをスピードメーターの除電除塵工程で導入した工場では、工程内異物不良で低減率72.6%、繊維系の不良で低減率74.7%を達成しました。バキュームトリンクPENは、部品に付着した異物をブラシで擦り取りながら回収するのですが、その際に濃密なイオンで除塵部を強力に除電し続けることができるため、他の手法では実現できない高い除塵能力が得られます。
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この期待以上の大きな効果を社内で発表したところ、会場が騒然となったそうです。結果、大きな改善効果が評価され、バキュームトリンク(VC-PEN)シリーズを標準ツールとして継続的にご活用されています。現在では、ヨーロッパ等の工場を含め世界中のラインで標準的に活用されるにいたっています。