医療・食品・日用品
人工関節包装・梱包時の手直しが75%減
整形外科インプラントメーカーでの事例
医療機器の製造工場では異物対策に細心の注意を払います。製品に異物が付着していると顧客からクレームが入り品質問題となってしまうからです。本事例は、整形外科用インプラントである人工骨の製造現場における改善事例です。 本工場では、人工骨を包装・梱包する際に異物付着がないかを目視で検査しています。そこで異物付着が確認された場合には、製品を差し戻してクリーンベンチ内で除塵して再度包装・梱包するという手直し作業を繰り返していました。手直ししても付着異物がなかなか除去できないばかりか、加えて処理中に別の異物が新たに付着してしまうという悪循環に陥り、対応に膨大な時間と労力を費やしていました。 |
対策として、TRINCのクリーン デスクトップ トリンク(CDT)を導入し、その中で除塵してから梱包を行うように工程を変更しました。CDTの内部では、払った異物が直ちに回収されることでクラス1の清浄度が保たれること、さらに静電気が瞬時に除電されることから高い異物除去能力と再付着防止効果を両立させることができます。この2つの効果により、対策前と比較して直行率が75%改善し、手直しの工数を劇的に抑えることができるようになりました。