自動車
工場内のAGV100台全てにAGVトリンクを設置
自動車部品メーカーのカーエレクトロニクス部品製造工場での事例
大手自動車メーカーのカーエレクトロニクス部品製造工場では、100台以上のAGVの導入が検討されていました。AGVを導入するにあたって最後まで問題になったのが、フロアの床とAGVのタイヤとの間で発生する静電気です。そのままAGVを導入した場合には、静電気がAGVのフレームに蓄積されて走行中に静電気放電が発生するリスクがありました。静電気放電が起こると、搬送する電子部品が損傷したり、AGV自身の制御系が誤動作し事故が発生する可能性があったため対策が必須でした。 |
悩んだ末に本工場が選んだ手段が、TRINCのAGV用イオナイザー(除電器) (TAS-293 AGV)をAGVに搭載することです。このAGVトリンクは、既存AGVに後付けするだけで車体に蓄積した静電気を大気中に放出することができます。これはTRINCの無線アースという独自技術が可能にする世界初の移動体除電技術です。全てのAGVに搭載したとしても、導電床を整備する対策に対してコストの面で圧倒的な優位性があり、かつ静電気対策効果も高いということから全AGVへの搭載を決定されました。