バイオクリーンルームの異物対策水準が向上

化学メーカーのバイオ研究開発拠点での事例

バイオクリーンルームでは、ウィルスや細菌が異物を介して感染を広げるリスクがあるため、異物の管理・対策の徹底が必須です。ある大手化学メーカーのバイオクリーンルームにおいて、実際に施設を運用するにあたって、どれだけ管理を徹底しても異物問題が解決できないということで追加の対策を必要とされていました。   そこで、空間除電の空間防塵効果で人・製品・設備への異物付着を防止し、搬入資材のホコリを除去する目的で、空間トリンク (TAS-811) とバキュームトリンク (TAS-1739) をそれぞれ導入されました。

設置後の効果を測定したところ、特に対策が必要であった300µm以上の異物に対して大きな効果が得られただけでなく、100μm以下の付着異物も減り期待以上の大きな改善効果を得ることができました。これまでのクリーンルーム運用で、作業の見直しや清掃改善を行っても解決できなかった問題が解決できたことで、目標品質を達成するためにはTRINC製品が不可欠であると認識したと仰っていただきました。

今後は、イオンエアシャワー、クリーンルームユニット等の別の対策機器の導入を進め、更に高水準の異物対策を実施していく予定です。