医療・食品・日用品
医療用樹脂パーツの色ブレ・色ムラ不良が激減
外科手術用医療機器メーカーのメキシコ工場での事例
心臓外科・血管外科等の外科手術用医療機器を製造する工場での改善事例です。製品に使用する樹脂パーツの成形工程において、色ブレや色ムラによる不良が発生していました。 材料の樹脂ペレットは、ホース等で供給される間に静電気を帯び、ホッパーやホース・管に付着してしまいます。この時、ペレットの種類によって静電気発生の程度が異なるために付着具合も異なり、結果として形成機に投入されるペレットの配合が崩れてしまっていたのです。 本工場では、成形機にペレットリンク (TAS-286 PEL) を採用し供給されるペレットの静電気を除去することで、樹脂部品の色ブレや色ムラの問題を解決することに成功しました。現在、他の成形部品にも対策を水平展開するとともに、さらに無風除電・空間除電を導入することで異物対策も取り組まれています。 |