新概念クリーン・環境対策

非接触ウェブクリーナ

新方式で除塵率を飛躍的に高めた
TRINCの
ウェブクリーナシリーズ

小型・安価で両面を非接触で除塵可能
ウェブ・フィルム・ガラス・パネル・金属箔・金属板に対応

「ウェブ」「フィルム」「パネル」「シート」「金属箔」「金属板」「ワイヤー」「ジグ」「トレイ」等の除塵はTRINCにおまかせ

新原理のフィルムクリーナ　高性能・ローコスト・後付け可能

近年では、エレクトロニクス・化学・自動車・電池・建材等、あらゆる分野でフィルム状、パネル上の材料を扱うことが多くなりました。これらのウェブ・フィルム・パネルは、多くの場合において、性能・外観・信頼性・安全面等の観点から異物（ホコリ）を嫌います。最終製品の機能が高まるつれて、材料であるウェブ・フィルム・パネルの異物に対する要求は年々厳しくなっています。そのため、フィルムに施される様々なプロセスの前後には、確実に異物を取り除く必要があります。

しかしながら、従来はこのウェブ・フィルム・パネルの異物を、高効率で除去・除塵できる実用的な装置がありませんでした。また、一口にウェブ・フィルム・パネルと言っても、素材・サイズ・厚み・幅・形状など様々です。その多様性のために、自分のウェブ・フィルム・パネルに最適なクリーナを見つけることは不可能であったといっても過言ではないでしょう。

この現実を目の当たりにして、異物・静電気対策の専門メーカーであるTRINCにできることがあるはずと研鑽を重ねました。
ここでは、この研究開発の結果として生まれた各種除塵装置を紹介します。

TRINCのウェブクリーナは非接触型、多様な素材・形状に対応

TRINCのフィルムクリーナ・パネルクリーナは、独自の『SSO方式』と呼ばれる除塵方法を採用しています。
この方式により、従来のクリーナと比較して、極めて高い除塵効率でウェブ・フィルム・パネルの異物を除去することができます。
樹脂、セラミック、ガラス等の誘電体材料はもちろん、金属箔・金属パネルの専用クリーナを世界に先駆けて実現しています。除塵対象物の幅に合わせて柔軟に対応することができ、最小6mm～最大3mまでのワークを除塵可能です。

ロールtoロールの連続フィルムの除塵はもちろん、枚葉シートやパネルの除塵にも対応します。
加えて、『SSO方式』を応用することで、平面状のワークだけでなく、ワイヤーやモノづくり現場で多く使われる治具、トレイといった立体的なワークに対する非接触型の専用クリーナの開発にも成功しています。

ワイヤー用	狭幅フィルム用	連続フィルム用	連続金箔用
ワイヤークリーナ	フィルムトリンク-マイクロ	フィルムトリンク	メタルフィルムトリンク
枚葉シート用	パネル用	金属パネル用	極狭スペース設置用
超スリムシートクリーナ	パネルトリンク	メタルパネルトリンク	フィルムトリンク（薄型）
治具・トレー用	不織布用
トレークリーナ	不織布クリーナ

非接触で驚異の除塵能力。両面同時クリーニングも

フィルムトリンクは、両面を非接触でクリーニングすることができます。
しかも、装置とフィルムの間は片側で5mm以上開いているので、セッティングが容易で、常に安定した性能を発揮することができます。このように、ワークとの間に十分な距離を保つことができる一方で、90%以上もの高い除塵効率を有します（サイズ10um以上の非粘着性異物に対して)。

フィルムトリンクは完全非接触動作

ワーク・異物の条件次第では、99%以上の異物除去も可能です。この極めて高い除塵能力は、TRINC独自の「SSO方式」による効率的な除塵メカニズムと、高性能イオナイザー（除電器）による強力除電が組み合わさってはじめて可能になります。

その他のクリーナーにおいても、クリーニング面と装置の間には同様の除塵能力・設置マージンが確保されています。

小型・軽量・低コストでわずかな隙間に必要な数だけ設置可能

超スリムシートクリーナは厚みがわずか47mm

TRINCのウェブクリーナは、従来品と比較して、小型・軽量であると同時に価格も抑えられています。これは、ウェブクリーナは加工プロセスごとに必要となるため、大型設備ではなく、部品・ユニットとしてお客様に提供できなければ意味がないという信念のもとに生み出された製品だからです。

薄型を極めたモデルとして『フィルムトリンク（薄型）』と『超スリムシートクリーナ』があります。特に、イオナイザー（除電器）搭載のクリーナとして、世界最薄を誇る超スリムシートクリーナは、装置の厚みがわずか47mmに抑えられているために、装置と装置の間のわずかな隙間に設置することが可能です。これまでに設置スペースがないと除塵を諦めていた方は、是非TRINCのウェブクリーナをご検討ください。

『第20回/2023年超モノづくり部品大賞』機械・ロボット部品賞を受賞

超モノづくり部品大賞とは、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する、日本のモノづくりを支える「縁の下の力持ち」的存在の優れた部品・部材を対象とした顕彰事業です。

TRINCの『スリムシートクリーナ』が、この『第20回/2023年超モノづくり部品大賞』の機械・ロボット部品賞を受賞いたしました。

金属箔・金属パネルの除塵が可能に

金属面に静電気で付着した異物は、通常のエアナイフでは吹き飛ばすことができません。これは、物理現象から避けられないことです。（詳細は、書籍『TRINC METHOD』に記載されているのでご参照ください）
そのため、非接触型の金属箔用、金属パネル用の実用的な除塵装置は存在し得ませんでした。

TRINCは、金属に対する異物付着のメカニズムを一から見直すことで、従来不可能であった金属箔・金属パネル専用の非接触型のクリーナの開発に成功しました。『メタルフィルムトリンク』と『メタルパネルトリンク』です。

メタルフィルムトリンク

メタルパネルトリンク

もちろん高性能イオナイザー（除電器）を標準搭載

TRINCの除塵装置なので、もちろん高性能イオナイザー（除電器）が標準で搭載されています。高濃度イオンを利用することで、除塵効率が飛躍的に向上します。また、TRINC独自のワンタッチクリーニング機構が付いている製品では、イオナイザー（除電器）の放電針に直接アクセスしなくても、わずか1秒でクリーニングが完了するためにメンテナンスが非常に簡単です。