環境・社会との共生
無風除電
クリーンルームユニット、空間除電
小型風力エンジンを採用した小電力クリーナ
TRINCの空間除電Ⓡを用いた改善効果が2022年度 省エネ大賞 経済産業大臣賞を受賞
TRINCの独自技術 | 地球環境への貢献 | |
工場エアと巨大な空調設備を必要としないイオナイザー(除電器)、クリーン機器 |
膨大な電力を消費するコンプレッサーと 巨大空調設備が不要で超低消費電力 |
|
濃密イオン制御と気流制御による圧倒的な対策効果 |
不良発生や設備不具合の防止による生産性の向上、および稼働時間の短縮 |
|
異物/静電気問題は切り離すことは不可能と捉える新しい理論に基づく対策技術・機器 |
異物不良激減による資源の節約と産業廃棄物の低減 |
無風除電®
従来のイオナイザー(除電器)は、圧縮空気を用いるもの、ファンエアを用いるものが主流でした(有風イオナイザー(除電器))。それは、イオンは風で飛ばさないと対象ワークの除電はできないと考えられてきたからです。
TRINCはその考えを真っ向から否定し、イオンを無風で広範囲に飛ばして強力に除電する無風除電®を提唱し、その技術開発に務めてきました。この無風除電の登場により、イオナイザー(除電器)の消費電力を飛躍的に省エネルギー化することが可能となりました。下右図をご参照ください。(※圧縮空気を用いたイオナイザーの消費電力は、複数本のバー型イオナイザーを圧力0.2~0.5MPaで使用した場合の1本当たりの平均的な消費電力から算出であり一つの例)
また、有風イオナイザー(除電器)は周囲の気流をかき乱し異物をまき散らしてしまうため、異物を嫌う製品を製造する現場において異物不良発生の原因となってしまっていました。当社の無風イオナイザーを用いることで異物不良を劇的に削減できるため、生産性が向上するとともに不良品を破棄することや手直しする工程をなくすことができるため、廃棄物の削減や省エネルギー化につながります。
無風除電の技術的な解説はこちらへ
有風イオナイザー(除電器) |
イオナイザー(除電器)の消費電力比較
|
TRINCの無風イオナイザー(除電器) |
クリーンルームユニット、空間除電®
従来のクリーン環境構築機器の代名詞といえば、クリーンルームです。このクリーンルームは大規模な空調設備を必要とします。また、集中的に広い空間を管理するために不必要なエリアもクリーン化したり、始業時にすぐに作業にとりかかるために工場が停止している夜間も連続運転が必要であったり現代のモノづくり現場に要求される環境への負荷を考えた場合には、エネルギー効率がよい設備とは言えません。
TRINCは、無風除電を進化させた空間除電®により、極低消費電力でクリーンルームのように製品に異物が付着しない魔法の空間を作り出すことに成功しました。空間に異物があっても製品に付着させないという新しい発想で不可能を可能にしました。さらに、クリーンルームと空間除電のメリットを組み合わせたクリーンルームユニットの開発により、従来のクリーンルームよりもさらに清浄な空間を低消費電力で実現することも可能になりました。
空間除電の技術的な解説はこちらへ
クリーンルームユニットの製品情報はこちらへ
TRINCの空間除電 |
TRINCのクリーンルームユニット |
クリーン環境構築機器の比較
小型風力エンジンを採用した小電力クリーナ
異物を除去するためのクリーナは、高圧エアでエアブローしたり、あるいは純水を使って水洗する方式がとられてきました。これらの方式は、巨大な風力機器や水処理システムが必要なため消費電力が非常に大きなものでした。 近年では、より小さな異物を除去する必要が出てきたためにエアブローの圧力を更に高めて対応する必要があります。これに伴い風力機器の巨大化が顕著になっていました。
TRINCは、異物が付着する原因は静電気にあることを踏まえ、イオンの力を効果的に利用することで、少ないエア圧、風量で異物除去率を圧倒的に高めた各種のクリーナを開発しています。小型の風力エンジンを採用しながらも、イオンとエアブロー方式をワークに合わせて最適化することで極めて高い除塵性能を達成しています。
除塵対象は、フィルム、シート、パネル、治具、トレー、チューブ、さらには人体(エアシャワー)まで多岐に及び様々な分野でのカーボンフリー化に貢献します。
各種クリーナの技術情報はこちらへ
イオンエアシャワーキットの製品情報はこちらへ
従来のフィルムクリーナのイメージ |
TRINCのフィルムクリーナ |
TRINCの空間除電Ⓡを用いた改善効果が2022年度 省エネ大賞 経済産業大臣賞を受賞
空間除電®=「ESGの有力手段」が実証される
株式会社 豊田自動織機 安城工場様の改善事例
湿度が高ければ静電気を抑えることができるため、工場全体の静電気対策は加湿が一般的でした。
しかし、工場によっては湿度を上げることができなかったり、水分が品質に悪影響を及ぼす場合もあります。
また、電力と燃料代が高いという問題があり早急に改善すべき課題であります。
この課題に対して、TRINCはイオンによる静電気の中和で加湿不要の乾燥環境での静電気対策を確立。
異物(水分などの媒体)を用いることなく大きな除電能力を発揮します。
この問題はすでに各方面に認知され、豊田自動織機様の成功事例である
「空間除電による工場内空調管理の緩和」が2022年度の省エネ大賞 経済産業大臣賞に選定されました。
その中で、加湿のためのLNG消費量を40%減少させたという大きな成果が報告されています
空間トリンクの製品ページへ